冬になると、エアコンつけたり消したりすると電気代 がどれほど変わるのか、あるいは 何時間 で消すべきなのか迷う人が増えます。特にエアコンつけたり消したりの暖房は外気温の影響を受けやすく、運転の仕方によって負担が大きく変わります。さらに、「エアコンつけたり消したり壊れる?」という不安や、夜の使い方が正しいのか判断しづらい場面も多いでしょう。
実際には、操作方法しだいで冬の電気代が上昇したり、機器に余計な負荷がかかる場合があります。知恵袋でも「エアコンつけたり消したり知恵袋」といった質問が多く、誤った使い方で損をしている人も少なくありません。日常的にエアコンつけたり消したりする人こそ、正しい仕組みを理解しておくことが大切です。
この記事では、冬の暖房運転で電気代と故障リスクを抑えるための基本知識をわかりやすく解説します。
- エアコンをつけたり消したりすると電気代がどう変化するか分かる
- 冬や夜間など、状況別の最適な暖房の使い方が分かる
- 頻繁なON・OFFが故障リスクに影響する理由が理解できる
- 電気代を無駄にしないための具体的な設定方法・注意点が分かる
エアコンつけたり消したりは電気代にどう影響?

エアコンを「つけたり消したり」する行為は、結論として電気代が高くなる可能性があります。
なぜなら、エアコンは起動直後に多くの電力を消費し、室温を一気に設定温度へ近づける際に負荷がかかるためです。経済産業省の資料によると、起動時は通常運転の約3倍の電力を使うことがあるとされています
(出典:資源エネルギー庁 省エネ関連資料)
そのため、短時間で電源を頻繁に切り替えるほど無駄が生じ、結果的に月々の電気料金に響いてしまう点がデメリットです。
エアコンつけたり消したりする電気代の基本
エアコンの電気代は、消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)で計算されます。電力料金目安単価は1kWhあたり31円(税込)ですが、契約プランによって変動します。
一般的な6畳用エアコンの定格消費電力は0.4~0.6kW程度です。しかし、運転状況によって大きく変動し、起動直後や設定温度到達前のフル稼働時には1.2~2.0kW程度まで跳ね上がります。
エアコンが最も電力を消費するのは、室温と設定温度の差が大きいときです。夏場は外気温35℃を26℃まで冷やす温度差9℃に対し、冬場は外気温7℃を20℃まで暖める温度差13℃となります。このため暖房時のほうが消費電力は大きくなります。
30分間隔でオンオフを繰り返すより、日中の高温時(9:00~18:00)はつけっぱなしのほうが消費電力量が少ないですし、起動時の高負荷運転を繰り返すより、安定した低負荷運転を継続するほうが効率的だからです。
一方、1時間以上の外出時には電源を切ったほうが節電効果が高まります。また夜間など外気温が下がる時間帯(18:00~23:00)は、30分程度の短時間でもこまめにオンオフしたほうが電気代を抑えられるケースもあります。
重要なのは、外出時間・外気温・時間帯に応じて柔軟に判断することです。状況に応じた使い分けが、最も効果的な節電につながります。
エアコンつけたり消したりすると冬の電気代は?
冬の暖房運転は、冷房と比較して電気代が高くなりやすい傾向があります。最大の理由は、屋外と室内の温度差が大きく、エアコンのヒートポンプが高い負荷で運転しやすいためです。特に外気温が5℃前後まで下がる地域では、暖房立ち上がり時の消費電力が平常運転の約2〜3倍に跳ね上がることは多くのメーカーが公表しています
(参考:ダイキン「エアコンの電気代を節約する方法」)
具体例として、20畳用クラスのエアコンの場合、通常の暖房運転では600~900W程度ですが、起動直後には1,500W以上に達することがあります。これは、冷房では室温と外気温の差が数度で済むのに対し、冬は10〜15℃以上の差を埋める必要があるためです。寒冷地では外気温が0℃付近になることもあり、この場合はさらに高い電力が必要になります。
冬場に電気代が増えやすい理由は、主に以下の3点に整理できます。
- 起動時の電力負荷が大きい
暖房運転開始時にはコンプレッサーが最大回転になり、短時間で大量の熱を室内に供給しようとします。この初期負荷が高くなるほど電力消費が増加します。 - 設定温度との差が大きいほど運転時間が長くなる
例えば外気温5℃・設定温度20℃という状況では、15℃のギャップを埋める必要があります。エアコンは設定温度に近づくほど消費電力が下がる仕組みのため、差が大きいほど高負荷が長時間続きます。 - 室温維持に必要なエネルギー量が多い
壁や窓からの熱損失が増える冬は、設定温度を保つためにコンプレッサーの再起動が増えます。断熱性の低い住まいでは暖房エネルギーの約30%以上が窓から失われるとされており、これが電気代を押し上げる要因になります
暖房中にエアコンを短時間でON・OFFすると、室温が急激に変動し、その都度、立ち上がり負荷が発生します。こうした使い方は電気代が上がるだけではなく、体が寒暖差にさらされる時間が増えるため、ヒートショックなど健康面でのリスクも高まります。
そのため、冬場は「こまめに消す」より「緩やかに運転を維持する」ほうが効率的になるケースが多いといえます。
エアコンつけたり消したりは何時間が効率的?
多くの専門家は、30分以内の外出ならつけっぱなしが有利と説明しています。
これは、再起動時のエネルギーロスを避けられるためです。
逆に、1時間以上家を空けるのであれば、電源をオフにしたほうが総電力量を減らしやすくなります。
目安としては下記のとおりです。
- 0~30分の外出 → つけっぱなし
- 30~60分の外出 → 室温次第
- 1時間以上の外出 → 消すほうが効率的
エアコンつけたり消したり夜はどうする?
夜間は外気温が大きく下がるため、エアコンの暖房負荷が最も高くなります。冬の深夜~早朝は気温が5℃以下になる地域も多く、ヒートポンプの効率(COP)が落ちることで消費電力が増えやすくなります。効率が下がると、同じ量の暖房を行うために必要な電力が増えるため、夜間の頻繁なON・OFFは電気代の負担を大きくする原因になります。
例えば、外気温5℃・設定20℃では15℃の差を埋める必要があり、立ち上がり時に1,000~1,500W以上を消費する機種もあります。夜中に複数回切り替えると、この高負荷が繰り返され、消費電力が積み上がります。
暖房費を抑えたい場合は、以下の運用が効果的です。
- 寝る前に弱運転・自動運転へ切り替える
自動運転は室温の変化に合わせて最適な運転モードへ調整してくれるため、無駄が少なくなります。メーカーも自動運転を省エネの基本として推奨しています。 - サーモ機能を活用し、設定温度に達したら自動停止させる
サーモオフ中の消費電力は数W〜数十Wと低く、電源をOFFにするよりも効率が安定します。 - 急激な温度差を作らない
室温が大きく下がるほど立ち上がり負荷が増えるため、寝る前に15〜18℃程度を保つと再起動時の電力を抑えやすくなります。
夜間の暖房運転は、「こまめに消すより弱めに維持する」ほうが安定した消費電力で済む傾向があります。暖房効率が落ちる時間帯こそ、緩やかに温度をキープする運転が電気代の抑制につながります。
エアコンつけたり消したりは故障や暖房に影響する?

エアコンを頻繁にオン・オフすると、結論として故障リスクがわずかに上がるといわれています。
特にコンプレッサーは起動時に負荷がかかりやすく、劣化を早める可能性があるため注意が必要です。
エアコンつけたり消したりすると壊れる可能性は?
多くのメーカーは「ON・OFFのしすぎは推奨しない」と明言しています。
起動直後にはコンプレッサー・ファン・制御基板などに大きな電流が流れ、内部部品に負荷がかかるからです。
故障例として多いのは、
- コンプレッサーの異常停止
- 基板の損傷
- 霜取り機能のエラー
などです。
ただし、1日に数回の操作で壊れるわけではありません。
数分おきに電源を入れ直すような使い方を続けると、寿命に影響しやすくなります。
エアコンつけたり消したりする?暖房の最適な使い方
暖房は外気温の影響を受けやすく、効率的に使わないと電気代が高くなりがちです。短時間で何度も切り替える使い方は費用がかさむ原因になります。
最適な方法としては、まず自動運転を使うことです。自動運転は、室温や外気温をもとに風量と運転モードを調整するため、無駄な電力を使いにくくなります。
次に、設定温度を急に上げ下げしないことが大切です。室温差が大きいほどコンプレッサーが強く動作し、消費電力も増えます。暖房は20〜22℃前後を安定して保つと効率が落ちにくくなります。
さらに、フィルター清掃は月1回以上が目安です。フィルターが詰まると暖房能力が低下し、必要以上に電力を使ってしまいます。
また、暖房時は風向きを下向きに設定すると効率が上がります。暖かい空気が上に溜まりやすいため、下向きの気流で床から暖めると部屋全体が早く暖まります。
暖房は立ち上がりにエネルギーを多く使う仕組みのため、短い外出なら電源を切らず弱運転にしたほうが電気代が抑えられるケースが多くなります。

エアコンつけたり消したりする人が注意すべき点
エアコンを頻繁に「つけたり消したり」してしまうと、電気代だけでなく機器の寿命にも影響が出ることがあります。暖房・冷房を問わず、エアコンは立ち上がり時に最も大きな電力を使用する構造で、コンプレッサーにも高い負荷がかかります。
下記の行動は、電気代と寿命の両方に悪影響です。
- 5〜10分でON・OFFを繰り返す
- こまめに設定温度を大きく変更する
- 風量を弱に固定してしまう
- フィルター掃除を怠る
特に5〜10分の短時間での操作は電力ロスが大きく、電気代増加や故障リスクにつながるので避けるべきです。
エアコンつけたり消したりについて知恵袋で多い誤解
Yahoo!知恵袋などでは「つけっぱなしが絶対に安い」「こまめに消したほうがエコ」など、両極端な意見が目立ちます。
しかし実際には、
- 外気温
- 室温
- 部屋の断熱性
- 使用するエアコンの性能
によって大きく変わります。
正しい結論は「状況によって使い分ける」が最も合理的です。
よくあるQ&A
Q1:つけっぱなしとこまめに消す、どちらが安い?
A:30分以内ならつけっぱなしが安いケースが多数です。
ただし1時間以上ならオフ推奨です。
Q2:エアコンはつけたり消したりすると壊れますか?
A:短時間でのON・OFFを繰り返すと故障リスクが上がります。
部品負荷が高いため、避けるほうが安全です。
Q3:冬の電気代が高いのはなぜ?
A:暖房は外気温との差が大きく、立ち上がりの消費電力が増えるからです。
Q4:夜間はどう使えばいい?
A:自動運転+控えめ温度設定(20〜22℃)が効率的です。
まとめ
- エアコンは起動時の電力が大きく、短時間のON・OFFは電気代を増やす
- 冬は外気温が低く、暖房の立ち上がり消費が特に大きい
- 夜間は再起動時の負荷が高く、弱運転で継続した方が効率的
- 自動運転や適温設定で暖房効率が安定しやすい
- 5〜10分でのON・OFFや急な温度変更は寿命を縮める
- フィルター清掃不足は暖房効率を落とし電力を無駄にする
エアコンを「つけたり消したり」しながら使うと無駄な電力が増え、暖房効率や機器の寿命にも悪影響を与える可能性があります。特に冬の夜間や気温の低いタイミングでは、一度停止すると再立ち上がりに大きな負荷がかかり、電気代の上昇につながりやすくなります。省エネと快適性を両立するには、自動運転の活用やこまめなフィルター清掃など、安定した運転を意識した使い方が重要です。

